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「膵炎」という病気を聞いたことはありますか?
今回は意外と多い膵炎についてご紹介します。



膵炎とは?

膵臓に強い炎症が起きて、吐き気や下痢、腹痛をもたらす病気です。
原因は特定されていませんが、重度だと死に至ることもあります。



膵臓の役割

膵臓は胃・十二指腸と隣接しています。
外分泌(消化酵素)内分泌(血糖値調節)の両方の機能を持っています。


<外分泌と内分泌について>
外分泌
消化される栄養素
消化酵素
消化後の物質
糖質(デンプン)
a-アミラーゼ
二糖類:マルトース
ショ糖
ラクトース
脂質
リパーゼ
ユリパーゼ 等
脂肪酸+グリセロール
タンパク質
トリプシン
キモトリプシン
エラシターゼ 等
小さな分子量のタンパク質

内分泌
ホルモン
作っている細胞
主な働き
グルカゴン
A細胞
血中ブドウ糖上昇
糖新生抑制
グリコーゲン分解促進 等
インスリン
B細胞
ブドウ糖の細胞内取込促進
糖新生抑制
グリコーゲン分解促進 等
ソマトスタチン
D細胞
インスリン、グルカゴンの分泌抑制 等



膵炎の原因・症状

原因は特定されていませんが、高脂肪食血中の中性脂肪値が高いとリスクがあるとされています。

症状は、一般的な消化器症状(嘔吐、下痢、食欲がない、元気がないなど)のことが多く、
他の病気と症状では区別がつかないことが多いです。
また、猫では目立った症状がなく、検査をして初めてわかることもあります。



膵炎の検査

検査は主に血液検査、画像検査(レントゲン、超音波検査)を行います。
院内で行える検査では、診断がつかないこともあります。
その場合、特殊な外注検査として、膵炎の指標であるPLI(膵特異的リパーゼ)を測定します。




膵炎の治療

<食事療法> 犬では低脂肪食を摂取します

<制吐剤>
<点滴> 皮下点滴または静脈内点滴
<鎮痛剤> 痛みが強い場合に用いられます



膵炎の怖い併発疾患

犬では、膵臓の近くを通る胆管が、膵臓の炎症が原因で閉塞してしまい、
閉塞性黄疸として肝臓に負荷がかかる場合があります。
また、強い炎症により血液凝固が乱れ、播種性血管内凝固という状態となり、
皮下出血や多臓器不全を起こす場合があります。
膵炎が長期になると、膵臓そのものが機能しなくなり、
膵外分泌不全や糖尿病に進行する場合もあります。
膵炎そのものも怖い病気ではありますが、その併発疾患にも十分注意が必要です。


下痢や吐き気が長引いていたり、元気がないなどありましたら、早めの受診をおすすめします。



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