
皮膚は乾燥、紫外線や微生物など、あらゆる外的要因から体を守ってれる「バリア」となる臓器です。
また、体の機能を保持するために必要な水分やミネラルを体内へ保持する役割も担っています。
しかし、何らかの原因によってバリア機能が損なわれてしまうと、様々な皮膚トラブルが発生することも……。
今回は皮膚疾患の中でも多いとされる、「アレルギー性皮膚炎」について紹介していきます。
アレルギー性皮膚炎とアレルゲン
アレルギー反応を起こす物質はアレルゲン(抗原)と呼ばれます。
アレルギー性皮膚炎はアレルゲンによってさまざまな種類があります。
主なアレルギー性皮膚炎 | アレルゲン |
---|---|
アトピー性皮膚炎 | 不特定 |
ノミアレルギー性皮膚炎 | ネコノミ、イヌノミ |
食物アレルギー | 食物 |
薬疹 | 薬物 |
花粉症 | 花粉 |
治療と対策
感染を伴う場合
細菌感染による皮膚炎は膿皮症と呼ばれ、アレルギー性皮膚炎から併発することがあります。
菌が増えるとかゆみや皮膚炎がさらに悪化してしまいます。
細菌やノミ等の病原体を除去する治療を行います。
乾燥、フケ、ベタつきがみられる
薬用シャンプーやサプリメントによる皮膚ケアを行い、皮膚環境を整えます。
かゆみがひどい
抗ヒスタミン剤やステロイド剤を用いた治療を行います。
食物アレルゲンがある
療法食や手作り食による食事療法を行います。
食物アレルギーとは
食物アレルギーの主な症状としては、以下のようなことが挙げられます。
□強いかゆみ □皮膚の慢性炎症 □脱毛 □色素沈着 □外耳炎 □粟粒(ぞくりゅう)性皮膚炎 □好酸球性肉芽腫 □嘔吐・下痢などの消化器症状 |
食物アレルギーのアレルゲンが特定されている場合
新奇タンパク質(過去に食べたことのない食物タンパク質)を用いた食事療法を行います。
食物アレルゲンとなる物質は過去に食べたことのある食物で、主にタンパク質が原因とされています。
新奇タンパク質として、ラム、ダック、魚、カンガルー等が用いられます。
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食物アレルギーのアレルゲンが特定されていない場合
加水分解ペプチド(タンパク質)を用いた食事療法を行います。
食物アレルゲンとなる物質は、比較的多くのアミノ酸が集合したペプチドがなりやすいとされていることから、
分子量を小さくした「加水分解ペプチド」を用いた食事療法を行います。
タンパク質は体内で分解されると最終的にアミノ酸になります。
アミノ酸が複数集まったものをペプチドといい、ペプチドが集まってタンパク質となります。
タンパク質をあらかじめ酵素などで人工的に加水分解し、
より少数のアミノ酸によるペプチドとすることでアレルゲンと認識されにくくします。

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皮膚炎の症状を軽減するために
オメガ-3脂肪酸:抗酸化作用による炎症の軽減を促す
各種ビタミン:免疫機能を高める、抗酸化作用による炎症の軽減
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